血液浄化療法(DFPP)とは

悪玉コレステロールや中性脂肪、炎症物質、ウイルスなどの生活習慣病の元となる物質を血液中から取り除く予防医療です。

血液から、さまざまな病気の原因となる物質（悪玉コレステロール・中性脂肪・炎症物質・ウィルスなど）を「ろ過膜」を用いて分離・除去し、浄化された血液を再び体内に戻す事で健康状態を改善する治療法です。

保険適用治療として、大学病院を中心に数十年以上の実績がある治療法で、対象疾患は消化器疾患から肝疾患・循環器疾患（閉塞性動脈硬化症・家族性高脂血症など）、更には膠原病から皮膚疾患まで多岐にわたりますが、特殊な治療技術のため可能な施設は限られています。

治療の対象となる方

• 脳梗塞・心筋梗塞のリスクのある方（特に糖尿病の方、喫煙歴のある方）
• 標準治療を受けているのに、脳梗塞や心筋梗塞になってしまった経験のある方
• 血液検査や血圧は正常なのに動脈硬化性変化があり、薬の適応症が無く、積極的な対策を希望される方
• その他：アトピー性疾患（難治性）・突発性難聴・加齢黄斑変

以下の方には治療をお断りする場合がございます。予めご了承ください。

• 標準治療を受けていない方
• 医師の診察により当治療が適応ではないと判断された方
• 1回の治療で完治することを期待されるなど、予防治療の意義を正しく理解できない方
• 治療リスク等の理解が難しいと判断される方 など

血液浄化療法で
期待できる効果

• 動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールや中性脂肪などの除去
• 血栓やプラークの予防
• 血管内皮機能の改善
• 血流の改善 など

血液浄化療法の流れ

1. ベッドに仰向けになり、腕の静脈に刺した針から血液を体外へ誘導します。
2. 血液を分離器に通して「血球」と「血漿」に分離し、悪玉コレステロールや中性脂肪などの病因物質を含む「血漿」を成分分離器へ送ります。
3. 成分分離器の特殊な膜で病因物質をろ過（分離・除去）します。
4. 浄化（デトックス）後の血漿と血液を一緒に体に戻します。